エジプト政府と日本政府が締結した「エジプト?日本教育パートナーシップ(EJEP)」に基づく人材育成事業の一環として、3月4日から8日にかけてエジプト看護管理研修員11名が、本学及び上越?中越地域の病院?施設を訪問し、地域でのくらしを支える医療?保健?福祉における看護管理についての研修を行いました。
本研修は、『看護職のリーダーシップ?管理能力の改善』を目的として、佐久大学が受託した事業に本学が協力したものです。
上越地域では、本学大学院の「看護管理学」の講義に参加したほか、県立中央病院と上越地域医療センター病院を訪問し、看護師長業務や在宅移行に向けた多職種カンファレンスの実際を見学しました。また、上越市のすくすく赤ちゃんセミナー、病後児保育事業を見学し、オーレンプラザ子どもセンターでは子どもたちとも交流しました。長岡市では、サポートセンター摂田屋、健康の駅ながおか(サポートセンターしなの)、サポートセンター喜多町を訪問し、高齢者複合施設のケアと地域包括ケアの仕組みを学びました。
研修員は、学生?教員との交流や病院?施設の看護研修の中で、日本の医療制度や介護保険制度、子育て支援制度を学び、子どもと高齢者の地域包括ケア構築を目指した関係機関との連携、看護管理者の役割などを熱心に質問していました。
また、歓送迎会では、「越後上越 上杉おもてなし武将隊」「保倉川太鼓」をお呼びし、上越地域の歴史?文化を披露しました。